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2022/6/22
予約と予約の スキマ を埋める『すきま時間ブロック』を国際特許出願

お客様が自由に予約できるネット予約ですが、唯一のデメリットが、
予約と予約の「スキマ」や開店直後の「スキマ」が生まれてしまうことです。
これが大変悩ましい問題です。

予約システムについて考え続けて20年、
ついにこの問題が解消されるスゴイものができました。

そして、新たなアイデア「すきま時間ブロック」として、国際特許出願もしました。

【国際出願番号:PCT/JP2023/016904】

無知でした
サロンオーナーの “ この一言 ” で気づいたことの重大さ

文京区に『coming-soon』契約店の理容室「SENGOKU」様があります。

2021年9月にサロン経営と『coming-soon』の利用状況について取材させていただきました。

こちらにご協力いただきました
https://1cs.jp/doc/case/b-b-sengoku

スタッフの満場一致ではない中、決意を持って2020年に
『coming-soon』の導入に踏み切った高橋社長。
取材が進むと、ネット予約導入の問題をあげ、
それをどう克服したのかを話していただけました。

中でも解決していないことが、ネット予約が、
開店直後に微妙なスキマ時間を作ってしまうことです。

私はこれまで、このスキマについて考えてこなかったわけではありません。

2003年に事業開始した当初からの課題であり、色々な方に相談され、
事あるごとに会議で取り上げたり考えたりしてきました。
でも、これといったスマートなアイデアがでませんでした。

そしてある疑問が生まれました。
開店直後のスキマはよく相談されるのに、
日中に出てしまうスキマについてはあまり相談されない。
どちらも同じスキマなのに、なぜこれほど重みが違うのか?と。

高橋社長の話でようやく事の重大さに気づきました。

朝礼で「さぁ今日も頑張るぞ!」と鼓舞するのに、
中に「自分のお客様だけ開店から30分後に来店」するスタッフは、
一気にテンションが下がる。
開店直後のスキマは、日中のスキマと比べても“大きくモチベーションが変わる”ということを。

これまで私は全く気づいていませんでした。無知でした。

「なぜ」のところがハッキリしてくると、この不合理が気になって仕方がありません。

不合理を合理的に、圧倒的な仕組みで解決することが当社の使命です。
気になって気になって、ずっと考えました。

どうして電話予約だと スキマ ができにくく、ネット予約だと スキマ ができてしまうのか

考えごとをする時は、またいつものスロージョギングです。

スロージョギングは速歩きの人に追い越されるくらいのスピードで、
ゼーゼー、ハーハーしないし、無心にもなりません。
毎回“今日の考えごと”を持って走ると、走り終わる40分後には何かが見つかっています。

準備運動も不要で、フォアフット走法なので膝の痛みもでません。
私が勧めてから73歳の母も毎朝走り、
毎回引っかかっていた健診の血液異常が解消されました。

日々走って、走って考えます。
ある時、当社株主でもあるコミー(株)の小宮山社長の言葉を思い出しました。

ユーザーに聞け

本来は「ユーザーの要望、意見、使い方を真摯に受け止めろ」という意図なので、意味が違いますが、
その言葉から新たなアイデアがひらめきました。

「ユーザーに聞け」という言葉を思い出し、一気に解決に向かいます。

そうか、予約時間をずらしてもらえないか、お客様に聞こう!

電話予約だったらやっていることです。

もしよかったら、30分早く来てもらうことはできますか?

はい、大丈夫ですよ

こんなやり取りをしているはずです。

下は予約管理画面の例です。
赤枠を見てください。
スキマが所々にある、よくある状態です。


例えば、上図のように、14時30分にネット予約が入ると、前後に30分のスキマが発生します。

14時または15時に予約をしてもらえると、このスキマは生まれません。
しかし、お客様にはこの事情が見えていません。

そこで、ネット予約画面でお客様にずれてもらえないかを聞いてしまいます。
14時30分を選択すると次のような画面を出します。

お客様に応じてもらえれば、スキマをなくすことができます。
お客様の意向を重視しながら、サロンの事情も相談できる優れものです。

先の予約管理画面の赤枠のスキマですが、これさえなければ、もっと予約が入ります。

赤枠の合計で、3時間のスキマ削減効果が生まれ、
1時間メニューなら最大あと3人の予約を入れることができます。

3人×客単価8,000円=24,000円!
スタッフ1人の1日の削減効果です。

ほかにも

  • シフト開始から1時間以内はスキマになりそうな時間をネット予約が入らないように制限できます。
    これで開店直後のスキマの発生を防げます。
  • 指名なし予約はパッと見てもどこがスキマかよくわかりませんが、
    『coming-soon』の予約最適配置アルゴリズムが、
    どこがスキマになるのか判定した上で調整し、誰が担当すべきかまで的確に判断します。
  • 電話予約でも予約管理画面でスキマになりそうな場合にアラートを出せます。
  • ズレてもらえないかの提案メッセージは、出さないこともできます。
    そもそも、スキマになりそうな時間を表示しない、こともできます。
    (ただしこれは、その時間じゃないとどうしても行けないというお客様を逃すかもしれません)

SENGOKU高橋社長が気づかせてくれたスタッフモチベーションと、
株主のコミー(株)の小宮山社長が常日頃言われてる「ユーザーに聞け」が、
このアイデアを導いてくれました。

そして、これらの仕組みを国際特許出願しました。
世界初への挑戦です。

まもなく「すきま時間ブロック」の第一弾が完成します。
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

これからも「不合理を、圧倒的な仕組みで合理的に解決する」
という当社のミッションを継続し、サロン業界に貢献していきます。

SENGOKU高橋社長と鷲田。
開発途中の画面を見もらっている様子。
「これはすごい!」と大絶賛をしてもらえました。