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ネイル

Nail Quick(株式会社ノンストレス)
代表取締役社長 坂野尚子 様

導入内容
予約獲得coming-soon、売上分析coming-soon POS
導入時期
2017年10月〜

システム導入・開発を4回経験。試行錯誤の末に出会ったのが
『coming-soon』。

システム導入・開発を4回経験
試行錯誤の末に出会ったのが『coming-soon』

坂野さん&木本さんが語る!『coming-soon』の実力

システムの世界は、秒進分歩
自社開発するよりも、会社事情に適したASPを選ぶべし!

システムの世界は、秒進分歩
自社開発するよりも、会社事情に適したASPを選ぶべし!

「これまでに4回システム導入しましたが、いずれも失敗でした」。

1回目は本部のサーバーと店舗でデータ送受信するシステムを構築したが、不具合が多かった。そこでパッケージソフトを一部カスタマイズし、2回目の導入。同じく本部と店舗間はデータ送受信で運用していたが、すぐにインターネット利用のASPサービスが台頭。

そこで3回目はネットで売上予約管理をするシステムを導入。しかしデータ出力がCSV対応しておらず、データ活用ができないというデメリットが。メールによる予約受け付けをスタートしたこともあり、4回目はWeb予約を可能とする売上予約管理システムに入替え。過去やりたかったことを実現化しようと大幅にカスタマイズ。結果、ASPの最大メリットであるメーカーの無償バージョンアップが不可能に。

「システムに詳しい社員がいないなら、結局は“うちの事情にもっとも近いASP”を利用するのが一番。調べ尽くしてたどり着いたのが『coming-soon』です」。

導入前に比べ、Web予約比率は15%超アップ
サロンへの電話が減れば、メリットはたくさん!

Web予約が増えて、あらためて気づいたのは、予約時間が幅広いことだと言う。「朝の出勤前や通勤途中の電車の中と思われる7~9時ごろや、夜のお風呂上がりにホッと一息つく23~25時頃の予約もかなりの数ありますよ(木本さん)」。

coming-soon導入時には、HPもリニューアルした。そこから増えた新規のお客様にはcoming-soonを案内してWeb予約を勧めた。
その結果、それまでは20%前後だったWeb予約比率は38%まで高まった。

「次のステップとしては、Web予約比率を50%ぐらいまでに高めたいと考えています。もちろん予約なしで来店されてもよいのですが、最近は、時間を有効に使いたいから予約したいという方も増えています。

大切なのは、予約するためにわずらわしい手間が発生しないこと。これも“ささやかな幸せ感”です。

Web予約が増えればサロンへの電話も減ります。
そのぶん、施術中に手を止めることも減り、よりくつろいでもいただける。また、1店舗平均3人程度の限られたスタッフで回しているサロンの作業効率も高まります。

最終的には電話予約は本部にコールセンターを置き、そこで一括して受け付けるぐらいにまで減らしていけるといいなと考えています」。

システムは、「スキルやモチベーションをあげてもらうための仕組み」
と考える発想も大切

たとえば、駅ビル内のサロンなら新規のお客様を獲得したい。
銀座や丸の内など、ゆったりくつろぎたいと思うお客様が多いエリアなら、リピートしていただけるサービスや仕組みが必要になる。

「新規獲得には、Hot Pepperも使います。が、クーポンを配るためだけでは費用対効果が合いません。うちでは“デビュー前ごめんなさいキャンペーン”と銘打って、ネイリストのステップアップの場の一つとして利用しています」。

ネイリストは、技術・接客スキルに応じて全6段階にレベル分けされている。ひとつ上にデビューする際には半額でサービスする、それがこのキャンペーンだ。新たな指名を獲得しながら次のステージに進むことができる。

「一方、常連様に来店を促したいなら、『カミングメール(オートプッシュ機能)』でお誘いする。自分が送ったメッセージで来店いただければ、頑張りますよね。システムを単なる集客・業務改善ツールと考えるのはもったいない。スキルやモチベーションをあげてもらう仕組みとして使う、使い分けることも大切です」。

チェーン店の統括・管理に欠かせないcoming-soon POS
バージョンアップにも期待!

全国のチェーン店の経営情報を統括しているのは、予約システムと併用して使っている『coming-soon POS』だ。
併用すれば、予約管理・顧客管理・経営情報をすべて一元化できる。

「coming-soonが優れているなと思うのはここです。

予約システムは、同時に裏では顧客データベース化され、一人ひとりのお客様への営業履歴として蓄積できる。それを見れば、どんな商材を提案してどんな施術をしたかなどがすぐにわかります。
さらにそれをcoming-soon POSから見れば、サロン全体の売上はもちろん、売れ筋の商材を分析することもできます。

また、ネイリスト別の売上や稼働状況もわかる。それはすなわち“フェアな人事 考課”を行うための客観的な指標にもなります。

今後さらに望むとすれば、売れた商品の情報を入力すれば、そのまま発注情報となるような仕組みを考えてもらえるとベストです。ぜひバージョンアップしてください、それこそがASPのメリットですから(笑)」。


気軽でリーズナブルなくつろげるサロンを。日本のネイルサロンのロールモデル、誕生。

気軽でリーズナブルなくつろげるサロンを
日本のネイルサロンのロールモデル、誕生

 

全国でおなじみのネイルサロン「Nail Quick (ネイルクイック)」、ニューヨーク(N.Y)にも出店して話題を呼んだ隠れ家気分でくつろげる「SPANAIL(スパネイル)」、さらにはネイル商材を扱う「NAIL PARFAIT(ネイルパフェ)」と、成長を続ける(株)ノンストレス。

その経営の指揮を執るのが、坂野尚子(ばんのなおこ)さんだ。1号店は、1996年6月に開店した表参道店。以降、わずか20年ほどの間に、関東では最大規模のネイルサロンへと急成長を遂げた。

「私がネイルに出会ったのは、フジテレビのアナウンサー時代です。特派員としてN.Yに3年半駐在しました。爪って小さい。けれども、その小さな爪を美しくするだけで、こんなにも幸せな気分になれる。素敵だな、と」。

当時から坂野さんは、いずれは起業したいと思っていたという。フジテレビを退職後、N.Yのコロンビア大学ビジネススクールでMBAを修得。 帰国後、KPMG ピートマーウィックコンサルティングで働き、’93年には人材紹介・キャリア開発を支援する(株)キャリア戦略研究所を設立する。が、そこで立ち止まることもなかった。

「もっとチャレンジングな仕事をしたかったんです。女性だからできる、女性のためにできる仕事。一人でも多くの女性を幸せな気分にしてあげられる仕事。そのとき頭に浮かんだのが、ネイルサロンです。そのマーケティング調査に、それこそ走りまわってくれたのが、木本です」。

木本さんは、坂野さんが設立した(株)キャリア戦略研究所の第1号社員である。

「当時は、ネイルサロンなんて、ほとんどありません。ネットもありませんから、電話帳で調べ、見つけたら実際にお客さんとして行ってみて。サービス内容、値段、果ては店内の間取りまで覚え、お店を出たら急いでメモして(笑)」。地道な調査を経て、サロンのサービスが明確になっていく。新社名は「ザ・クイック」とした〈‘05年に(株)ノンストレスに変更〉。

“Quick”は、単に速さを意味するのではない。こだわったのは「ささやかな幸せ感」だ。リーズナブルで、空き時間に予約なしでも気軽に寄れるサロンをめざすという思いを込めた。

当時のネイルサロンの料金は、平均5,000円前後。N.Yには7ドルのお店もあった…。
もっと安くしないと、全然“ささやか”じゃない。
1号店の「Nail Quick 表参道店」は、ほぼ半額の2,800円でスタートした。“価格破壊”だった。もちろん予約もいらない。女性誌の取材も殺到し、瞬く間に人気店に。

「Nail Quick」の快進撃はここから始まった。
“ゆびさきの、そのさきへ”。小さな爪から幸せが満ちますように。創業時のその思いは、今も変わらない。

長く働ける、キャリアが積み上がる
女性に必要な、ふたつの“やさしい職場”

長く働ける、キャリアが積み上がる
女性に必要な、ふたつの“やさしい職場”

木本さんは、今でもサロンの現場を細かくチェックして歩く。今日は、Nail Quick 恵比寿店へ。木本さんの左は店長 森愛実(まなみ)さん(産休中)、右はスタッフ宮澤結愛(ゆう)さん。

「女性にやさしいサロンをめざすなら、そこで働く女性にもやさしくなければなりません。サロンのネイリストはほぼ女性です。彼女たちが“長く働ける場”を作ることは、経営者の私の責務です」。

現在、社員は全国に約360名。95%超が女性で、平均年齢約30歳。ほぼ毎週 “おめでた” の知らせが入り、約5人に1人(17.8%)が産休・育休中という。

「産休・育休などの制度は使ってほしい。でも一方で、それを必要としない人ばかりに負担が偏ってもいけない。繊細なマネジメントが必要です」。
それに対しては、産後に早期復職するための 保育費補助や、土日出勤の特別手当などの制度 も整えている。

「“続けやすいやさしさ“と同時に、“キャリアを積み上げていけるやさしさ” も必要です。

そのためには、頑張った人が報われるフェアな考課と意欲のある人が次のステージにチャレンジできる制度が必要だと思います。幸いにもうちの会社では、多くのスタッフが出産後も復職し、ネイリストとしてあるいはマネージャーとして、それぞれのキャリアを重ねてくれています。

若いスタッフにとっては、お手本にできるさまざまなロールモデルがすぐ隣にある。
そうした“数値化や制度化はできないけれど、とてつもない知”が蓄積されていることが、何よりの大きな財産だと思いますよ」。

株式会社ノンストレス 代表取締役社長 坂野尚子 様

1980年に国際基督教大学卒業後、フジテレビにアナウンサーとして入社。特派員でN.Yに2年駐在。退職後、’89年にコロンビア大学ビジネススクールMBA修得。帰国後、KPMGピートマーウィックコンサルティング(株)勤務を経て、’93年(株)キャリア戦略研究所を設立。’96年1月には、現在の会社の前身となる「ザ・クイック」を設立。現在、「Nail Quick」「SPANAIL」「NAIL PARFAIT」の経営の指揮を執る。

株式会社ノンストレスhttps://www.nonstress.com/
Nail Quick https://www.nailquick.co.jp/